大相撲7月場所をテレビ観戦
1週間だけ自宅で日本のテレビが観られるようになった7月末から8月初旬、この期間で一番自宅視聴率が高かったのが「大相撲」。
ドイツ人の夫と半分ドイツ人の子供が食いつくように観ていました。
ジブリ作品、日本制作のドラマやアニメ、ネットフリックスのオリジナル作品やドキュメンタリーの撮影場所など
外人が大相撲に惹かれる理由とは?
夏休み中だった子供は午前中の放送、時間が合えば夜の再放送もチェック。何で同じものを2度も観るんだ?!
でも、久しぶりに大相撲を観戦した私も外国人が相撲に惹かれる理由、なんとなく分かりました。
ヨーロッパにいると画面に広がっている大相撲の取り組みはまさに「非現実」的な世界。確かにこれは観たくなるかも。
日本に住んでいた時は日常的に目にしていたから、「当たり前」になっていたんでしょうね。ドイツで初めて相撲の魅力に日本人の私も気づきました。
子供が語る「白鵬必要論」
子供が一番注目していたのが結びの取り組み、つまり横綱白鵬戦。
他の力士とは全く違ったオーラをまとった白鵬が連日、力士をなぎ倒す姿に子供は「怖えー、白鵬・・・」と毎日、ぶるっていました。
が、大栄翔が今場所、初めて白鵬に土を付けると、子供大フィーバー!「あの白鵬も負けるんだね!」と。
翌日、御嶽海戦でも白鵬が負けると「勝った人、後で白鵬に絞められるんじゃない?」とか言い出した(そんなことありません)・・・。
大相撲フィーバーに湧いた子供ですが、2敗後、白鵬が休場となると、「えっ?白鵬、出ないの?じゃ、観なくてもいいや」と一挙に大相撲フィーバー消滅・・・。
あんなに相撲相撲って言っていたのに一挙に冷めた子供、理由を聞いてみると、
「だってさ、白鵬ってラスボスみたいでしょ?ラスボスが強いから、負けると盛り上がる。でも、ラスボスがいなきゃ、つまんなくない?」
なるほどね!よく分かりました。見るからに白鵬はラスボスっぽいもんね。
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子供が疑問に思った力士のインタビュー
その日の取り組みで勝った力士に行われるインタビュー。子供がいつも疑問に思っていたのが、
「何でみんな嬉しそうじゃないの?」
言葉少なく、奢ることなく、さらなる精進を目指して自分に厳しい力士、こういう「日本人的」考え方、ドイツで生まれ育った子供にはよく理解できないみたいでした。
しかし、白鵬に勝った御嶽海関のインタービュー、
「嬉しいっす!」とニコニコしながら応える御嶽海関の姿を観て、
「なんか可愛いね!」と、子供大喜び!
今までの関取とは違うキャラの御嶽海関、あの笑顔を見たら、応援したくなっちゃうかも。