ドゥオーモの上から見える気になるミラノの近代建築物
ミラノのシンボル、ドゥオーモ。屋上へは階段で登ることもできますが、リフトもあるので足腰に自信がない方も安心して登れますよ。
ドゥオーモのチケットはチケット売り場に行列ができることもあるので、時間を節約したい場合は事前購入がオススメ。売り場だけでなく、入口も行列になっていることが多いドゥオーモ。ファストパスなら優先的に入場可能です。

ミラノは歴史ある街並みと近代的な建物が共存している、イタリアでは珍しい都市。上から見るとそれがよく分かります。そして、きっと「アレは何?」となりそうな屋上から見える3つを取り上げてみました。近くで見てみるとさらに面白いですよ。

ウニクレディト・タワー

ドゥオーモから見える高層ビル群の中でも特に目立つ、アンテナのような部分と輝くようなビル、きっと誰の目にも止まるはずのこの建物。
これはイタリアのメガバング、ウニクレディトの本社ビル、Torre Unicredit。高さは231メートル、イタリアで一番高いビルなんです。
2012年にオープン、有名建築家、シーザー・ペリによる設計。クアラルンプールの『ペトロナスツインタワー』や香港の『国際金融中心』などの400メートルを超える高層建築が彼の代表作に挙げられますが、日本で一番高いビル、大阪の『あべのハルカス』、これもペリの設計です。

ボスコ・ヴェルティカーレ

ウニクレディトのビルのすぐ脇、遠目だとわかりずらいのですが、「あのポコポコしたようなビルは何?」と視力の良い人なら見つけられるかも。屋上でこのビルに気づかなくても、ぜひ行ってみて欲しいイチオシの建築物。

この建築物は2014年に完成、ステファノ・ボエリなどの設計による2つの高層住宅、ボスコ・ヴェルティカーレ。名前の意味は日本語で『垂直の森』。
木や植物が建物と一体になってモコモコしていて、確かに上に伸びる森っぽい。モコモコ状態になっている植物ですが、お手入れをしている作業の方がいました。手塩にかけて育てられているモコモコ、この写真は2年前のもの。今はもっと育って、森が大きくなっていそうです。
ボスコ・ヴェルティカーレはミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅から歩いて10分かからないくらいです。ウニクレディトのビルを見に来たら、絶対にボスコ・ヴェルティカーレも見ていってください。
トーレ・ヴェラスカ

高層ビル群とは反対側、ほぼ確実に誰もが「あれ何?」と思うであろう変わった形をした建物。
これはミラノの近代建築を代表するTorre Velascaというビル。カタカナだとトーレ・ヴェラスカ、日本語でヴェラスカの塔という表記もありました。

1950年代にミラノの建築家グループBBPRが設計。高さは106メートル、上部が大きいマッシュルームのような形が特徴的。
近くから上を見上げるとかなり迫力があります。残念ながらビルは居住用とオフィスに使われているので、中には入れないようです。コンセプトが「中世の建築とマッチするようなデザイン」だったそうで、言われてみると高層ビルなのに昔からあるような感じを醸し出しているような気がします。
アクセス
ドゥオーモからかなり離れているような感じがしますが、トラムに乗れば最寄駅のMissoriまで1分、そこから歩きで大体5分程度。トラムを使わないでドゥオーモから歩いて10分くらいで着きます。
まとめ
イタリア観光というと歴史的名所がばかりになりがち。でも、ミラノは中世と近代が共存するイタリアでは珍しい街。歴史と一緒に近代と現代の面白い建築を巡ってみるのも楽しいですよ。
選んだ3件はアクセスしやすいので、観光の合間にも行けますよ。時間があったら、是非、行ってみてくださいね。
-
イースターらしさに欠ける今年、自宅でイースターのパンを焼く2020-04-13/0 Comments
-
7月1日からドイツでは付加価値税の税率が引き下げ2020-07-01/
-
ドイツでは歯磨き粉は朝用と夜用、使い分けるのが当たり前?2020-10-17/