コロナ・ウィルスのせいでドイツでもマスクが売り切れ?いや元々、売ってない?
【2020年2月の記事です。現在、マスクはドラッグストア、スーパーで購入可能】
先日、ベルリンの薬局でアジア人男性が「マスクが欲しいのだけど」と尋ねている姿を見かけました。薬局の人は
「マスクは医療従事者用だから、医療機関には販売されているけど、個人向けの薬局では取り扱いがない。」
と言っていました。
日本では至る所でマスクが売り切れのようですが、ドイツではマスクは元々、一般市民に向けて販売されているものではないようです。
ドイツ全土の薬局がそうなのかは分かりませんが、確かにドイツの薬局で日本のマスクみたいなものを売っているの、見たことないかも・・・。
ヨーロッパでマスクをしているとどう思われるのか?
日本と異なり、風邪を引いてもマスクを付ける習慣がないドイツ。じゃ、マスクをしている人にはどんな反応をするのか?
数年前の私の実体験なんですが、風邪がほぼ完治、でも咳が少し出る状態だったので、周りに移さないようにマスク(日本から持ってきていた)をつけて、会社へ。

すると、同僚の顔が引き攣り、距離を思いっきり取られました・・・。
「何の病気なの?何で会社来るの?!」と、ある同僚からは半ギレっぽく言われました。
日本では体調が悪くなくても、マスクを付けて外出するって普通のことですが、ヨーロッパでは「マスクをしている=なんかヤバイ病気の人」に近いイメージがあるようです・・・。
ドイツではマスクは元々こんな感じの位置付けのものなので、今の時期、マスクを付けて、街を歩いていると、ヨーロッパ人はさらに恐怖を感じるかも・・・。
今はマスクをしていなくても、距離を取られることが多くなりました
新型肺炎のせいで、アジア人が差別の対象になっているというニュース、1月末頃から、私も気になり始めました、「もしかして私、避けられてる?」みたいな状況に・・・。
街を歩いていると、大幅に距離を取られたり、向かいから来た人が私の顔を見て、「ビクッ」となっていたり、小さな子供を連れたお母さんが、子供の手を急に引き寄せて、私の側に行かないようにしてたり。
ヨーロッパの人からしたら、アジア人は皆、ウィルス持っていそうな人々に見えるんだろうなって思います。ウィルスは目に見えないし、連日の報道を聞いていると、恐怖感を持つのは分かるし。
私一人なら、いいのですが、子供が一緒だと、ちょっと可哀想かなと・・・。私と一緒だと子供もアジア人に見えるので。
なので、「こういうこともあるかも」と事前に心の準備をさせて、子供と二人で外出したら、外で「本当だ、ものすごく離れるね。でも、場所が広くなって、歩きやすくない?」と、まさかの超ポジティブ思考。でも、この子供の言葉に大分、救われました。
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