ドイツの【ロシアのパン】は「パン」ではない

ドイツの【ロシアのパン】は「パン」ではない

「ロシアのパン」と言う名のドイツ語クッキー

「Russisch Brot」(ロシアのパン)と言う名前のクッキー、ドイツのスーパーに普通に並んでいるお菓子ですが、日本人で手に取る人が少なそうな、いわゆる地味な一品。

russische brot

メーカーによって諸説ありますが、ドイツで最初にこの「ロシアのパン」が作られたのは1845年、ドレスデン。ロシアのサンクトペテルブルクで作られていたロシア語クッキーをドイツ人パン職人がドイツに持ち帰って、ドイツ語版を作ったのだとか。

上の写真はドイツにおける「ロシアのパン」の元祖、Dr. QUENDTのもの

「ロシアのパン」という名前からすると、「ビスケットみたいな厚みがあるクッキー」を連想しがちですが、ものすごく薄いクッキー、食感は「パリパリ」という感じ。

味の方は「日本でこんな味のもの、どこかで食べたような?」という既視感・・・。強いて言えば、超薄の「瓦せんべい」?

pfankuchen

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限定版「SÄGGSISCH BROD」でザクセン訛りを攻略せよ!

ザクセン州ドレスデンを本拠地とするメーカー「Dr.QUENDT」、溢れ出る地元愛がこんなバージョンを生み出しています。

saggsisch brod

ゼグジッシェ・ブロード

ザクセン訛りで「ザクセンのパン」という意味。ちなみに中身は「ロシアのパン」と同じものが入っています。

パッケージの絵のセリフは

お母さん「超美味しいクッキーよ!」

子供「全部の文字、もう食べたよ!」

子供に文字を覚えさせるためにお母さん、すでにたっぷりと食べさせた模様・・・。19世紀まで「文字を食べること」には魔力があり「食べると覚えられる」みたいな信仰があった模様。ドラえもんの「暗記パン」と同じ仕組み?

また、パッケージには「Nu」とロシアのパンで書かれていますが、これはザクセンの方言ドイツ語でJa、英語だとYesの意味。

初めてザクセン州で「Nu」と言われた時、「・・・エッ、否定されてるの?」と戸惑いました。Noを意味するドイツ語は「Nein」、「Nu」って言われたら、「Neinか?」って思いません?

そんな摩訶不思議なザクセン訛りをマスターしたいなら、ゼグジッシェ・ブロードは超オススメ、なぜなら裏面には

sachsen

ザクセン訛りのルールが事細かに書かれているから。

全て頭にインプットすれば、ザクセン訛りを操れる日本人になれるかも・・・・。

ohne darunter

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