ハイドロフォイルという選択肢
がっかりしていたら、「ハイドロフォイルっていうのチケットはまだ買えるみたい。これならここからVarennaまで行けるよ。」という情報がっ!
「・・・ハイドロフォイル?」どうやら通常の遊覧船よりもスピードが出る高速艇っぽいもの?停船するVarennaという港の最寄駅から電車で帰るならミラノに7時前には戻れるみたい。
コモ湖まで来たのだから、このハイドロフォイルに乗ってクルーズをしようという結論に。
船が出発するまで約1時間しかないので、市内観光は諦めました。
船に乗ったら何も食べられないらしいので、急いで食事へ。食べ終わったら、速攻で乗り場へ向かいました。

これが私たちが乗船したハイドロフォイル(Hydrofoil)。
イメージしていたクルーズ船とは大分、違う「・・・釣り番組に出てくるような船?」で内心ちょっとガッカリ・・・。
セレブっぽく、甲板で湖の風を感じながら優雅にクルージングというイメージで乗船したら、「甲板には出られません。」と速攻、打ちのめされました(涙)。
しかも、船内は年季を感じさせる造り・・・。クルージング=セレブというイメージがガラガラと崩れ落ちていきます・・・。
「市内観光した方が良かったかも・・・。」と、うっすら思いながらも船が出港、すると、

ものすごい水しぶきっ!!!
甲板に出られない訳が分かりました。甲板に出ていたら、振り落とされそうな勢い・・・。
乗客一同、窓に飛び散る水しぶきに大興奮。ジェットコースターのようなアトラクションみたいでこれはこれで楽しい!
最終的にはハイドロフォイル、いいかもという結論になりました。
あるエリアお客さん達が一斉に窓側に
湖上の中心に進んでいくと大分、水しぶきが飛ばなくなります。前方の窓からはこんな感じで景色が見えます。

そして、あるエリアに差し掛かると乗客の皆さんが片側の窓側に集まり出します。もちろん、私たちも窓側集合!
国籍問わず、皆が見たかったのはあのハリウッド・スター、ジョージ・クルーニーの別荘!「一体、いくらするんだ?!」というくらい、エレガントでゴージャスな別荘でした。
そんなこんなで、あっという間にVarennaの港に到着。港に降り立つと、ハイドロフォイルはものすごい音と水しぶきをあげて去っていきました。
可愛いVarennaの港で思わず時間を忘れる

船着場から10分くらい歩くと電車の駅。まずは駅の時刻表をチェックし、帰りの電車のチケットを購入。発車まで時間があったので港の周辺に戻って、散策。小さなお店がたくさんあって、可愛い町。
駅までそんなに離れていないからと油断して、コモ湖を眺めながらジェラートを食べていたら、「うそっ、電車が来るまで後、10分切ってる?!」
猛ダッシュで駅に向かいますが、駅直前の階段で私一人、息切れ・・・。「無理、(私は)間に合わないっ!」と思ったら、電車がまだ来てない?!ギリギリで間に合った!
駅のホームで呼吸を整えながら、数分、「アレ、電車が来ない・・・?」

電車遅延のようで、結局、20分近く待つ羽目に・・・。
待っている間に反対方向の電車が来たので記念に一枚。イタリアは電車の遅れがよくあるとは聞いていたのですが、実際に体験できるとは(苦笑)・・・。
まとめ
帰りの電車は特急ではないのでミラノまでおよそ1時間。コモ湖沿いは車窓からの眺めがとても綺麗。でも、湖が見えなくなると、遠足の高揚感は消え、電車が混んでいたこともあって、どっと疲労感に襲われます。老体に鞭打って、猛ダッシュしたからかも・・・。
でも、ジョージ・クルーニーの別荘も見られたし、優雅なクルーズとは程遠かったけれども、ハイドロフォイル、悪くない選択だったと思います。
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