ミラノへ行った時、ちょっと足を伸ばしてコモ湖まで行ってきました。ミラノ中央駅から特急に乗ると30分ちょっとでコモに到着。
市内観光、ケーブルカー、遊覧船に乗るというのが今回の遠足の3大目標、だったのですが・・・。
コモ湖の遊覧船のチケット窓口は大行列
コモ湖に到着、まずケーブルカーで上からコモ湖を見た後は水の上からと、早速、湖の側にある遊覧船のチケット売り場へ。
「遊覧船だから、かなり大きいハズだし、余裕で乗れるだろう。」と信じて疑わない、というか、そんな考えが浮かぶことすらなく、「乗れることが当然」、というくらいに思っていたら、売り場は予想外に大混雑・・・。
調べると、現時点で購入可能な遊覧船のチケットだと時間がかかり過ぎてミラノに戻るのが遅くなってしまう・・・。残念だけれど今回はクルージングは諦めようということに・・・。
ショック、セレブ気分でクルーズするのを楽しみにしていたのに・・・。
ハイドロフォイルという選択肢
ガックリしていたら、「ハイドロフォイルっていうのチケットはまだ買えるみたい。これならここからVarennaまで行けるよ。」という新情報がっ!
「・・・ハイドロフォイル?」どうやら通常の遊覧船よりもスピードが出る高速艇っぽいもの?Varennaから電車で帰るルートならミラノに7時前には戻れるので、急遽プラン変更!
船が出発するまで約1時間、市内観光は諦め、船に乗ったら何も食べられないらしいので、腹ごしらえ。食事が終わったら、速攻で乗り場へ向かいます。

ハイドロフォイル(Hydrofoil)とのご対面。
「・・・あれ、なんだか、釣り番組に出てくるような船っぽくない???」とプロフィール写真と実物がなんだか違う?という婚活あるあるネタに既視感を感じながらも、乗り込みます。
セレブっぽく、甲板で湖の風を感じながら優雅にクルージングというイメージで乗船したら、「甲板には出られません。」と速攻、打ちのめされました(涙)。
しかも、乗り込んだ船内は年季を感じさせる造り・・・。クルージング=セレブというイメージがガラガラと崩れ落ちていきます・・・。
「市内観光した方が良かったかも・・・。」と、うっすら思いながらも船が出港、すると、

ものすごい水しぶきっ!!!
甲板に出られない訳が分かりました。甲板に出ていたら、振り落とされそうな勢い・・・。
家族一同、窓に飛び散る水しぶきに大興奮。なんだかジェットコースターとかアトラクションみたいな感じでこれはこれで楽しい!
「プロフィール写真でまぁいいかと、妥協して会ってみたら、写真と違う上にちょっと貧乏くさい、失敗だったなと思いながらも話してみたら、実はすごい人だった」という感じ?なぜ、婚活で例えるのか、自分でもよくわかりませんが、最終的にはハイドロフォイル、いいかもという感じになりました。
あるエリアお客さん達が一斉に窓側に
湖上の中心に進んでいくと大分、水しぶきが飛ばなくなります。前方の窓からはこんな感じで景色が見えます。

そして、あるエリアに差し掛かると乗客の皆さんがワラワラと片側の窓側に集まり出します。もちろん、私たちも窓側集合!
国籍問わず、皆が見たかったのはあのハリウッド・スター、ジョージ・クルーニーの別荘!「一体、いくらするんだ?!」というくらい、エレガントでゴージャスな別荘でした。
そんなこんなで、あっという間にVarennaの港に到着。港に降り立つと、ハイドロフォイルはものすごい音と水しぶきをあげて去っていきました。なんなの、このヒーローみたいな去り方、ステキ〜。
可愛いVarennaの港で思わず時間を忘れる

船着場から10分くらい歩くと電車の駅。まずは駅の時刻表をチェックし、帰りの電車のチケットを購入。発車まで時間があったので港の周辺に戻って、散策。小さなお店がたくさんあって、可愛い町。
駅までそんなに離れていないからと余裕をかまして、コモ湖を眺めながらジェラートを食べていたら、うそっ、電車が来るまで後、10分切ってる?!
ダッシュで駅に向かいますが、駅直前の階段で私一人、息切れ・・・。「無理、(私は)間に合わないっ!」と思ったら、電車がまだ来てない?!ギリギリで間に合った!
駅のホームで呼吸を整えながら、数分、アレ、電車が来ない・・・?

電車遅延のようで、結局、20分近く待つ羽目に・・・。
待っている間に反対方向の電車が来たので記念に一枚。イタリアは電車の遅れがよくあるとは聞いていたのですが、実際に体験できるとは(苦笑)・・・。
頑張って、駅まで猛ダッシュしたのは全く意味なしだったし・・・。
まとめ
帰りの電車は特急ではないのでミラノまでおよそ1時間。コモ湖沿いは車窓からの眺めがとても綺麗。でも、湖が見えなくなると、遠足の高揚感は消え、電車が混んでいたこともあって、どっと疲労感に襲われます。老体に鞭打って、猛ダッシュしたからかも・・・。
でも、ジョージの別荘も見られたし、ハイドロフォイルにも乗れて楽しい遠足でした。
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